A Biased Life

つらい人生を生きぬくためのヒント

「安定」とは不安定であること

 

「安定」とは不安定であること 

 

安定した人生を送りたい

 

そう願う人は多いだろう

 

安定した収入

安定した精神

安定した毎日

 

それを手に入れることができたなら

きっと幸せになれるだろうと

 

だから

それを手に入れるために

頑張っている

 

では

どうしたらそれが

手に入るのだろうか

 

絶対に倒産しない会社に

入ることだろうか

 

何にも心を動かされない人に

なることだろうか

 

変わることのない毎日を

送ることだろうか

 

ほんとうに?

 

このご時世

絶対に倒産しない会社などないし

あったとしても

自分がリストラされないという

保障はない

 

心を動かさないということは

なにも感じないということ

はたしてそれは幸せなのだろうか

 

自分の体調も天気も

世の中も相手の機嫌も

昨日とまったく変わらない

ということは

あり得ない

 

昨日と同じ今日は

存在しない

変わらない毎日などない

 

だから

 

安定

というのは

そういうことじゃない

 

変わりゆく日々の

不安定な揺れに

上手にバランスをとりながら

自分も揺れ動くことが

「安定」した状態なのだ

 

世界は瞬間瞬間

変わっている

同じ瞬間は

存在しない

 

自分が棒のように堅く

形を変えられないものならば

揺れとともに

すぐに倒れてしまう

 

それは

安定ではない

 

揺れ動くことができる状態こそ

安定している

といえるのだ

 

安定しているように

見える人は

絶妙なバランスで揺れ動き

まっすぐを保つことができている

ということ

 

まったく変わらず

動かず

揺れない

ということではない

 

もし

変わらない毎日に

飽き飽きしているとしても

 

それは

揺れ動き

変わる日々と

ちゃんとバランスを取ることが

できているということ

 

もし

安定した毎日を送れないと

嘆いているとしたら

不安定でもいいと

自分が揺れ動くことを

許してあげればいいのだ

 

嵐のような毎日を送り

破天荒な人生だっていい

 

日々揺れ動き

不安定な毎日だと

感じていてもいい

 

だって

 

不安定に揺れ動く状態と

絶妙にバランスをとる

不安定な状態こそが

「安定」なのだから